乳牛改良で生産性向上
全国の酪農家戸数は減少を続け、戸数減に伴う飼養頭数の減少に歯止めはかかっていません。飼養頭数が落ち込む中、酪農生産基盤を維持するためには、乳牛の遺伝的能力の向上が必要不可欠といえます。今回案内するデーリィマン2016年秋季臨時増刊号「乳牛改良で生産性向上」は育種価や評価形質、遺伝評価を活用した改良といった乳牛改良の基礎知識に加え、作出した高能力を生かす飼養管理そしてゲノミック育種などについて幅広く解説しています。監修は酪農学園大学の寺脇良悟教授が担当。同教授の他、乳牛育種をけん引する技術者や研究者らが執筆に当たっています。泌乳能力だけでなく繁殖や健康面なども考慮しつつ、乳牛の遺伝的改良をバランス良く進めていくために、ぜひご活用ください。
寺脇 良悟監修
A4判 196頁