デーリィマンのご馳走ユーラシアにまだ見ぬ乳製品を求めて
ユーラシア各地の牧畜と乳文化を追い求め、フィールド調査を続ける著者、平田昌弘・帯広畜産大学准教授が、牧畜民ら固有の乳製品や加工技術を、自ら撮影した貴重な写真を交え、紹介・解説します。西はシリアから南ヨーロッパ、東はモンゴル、チベットからインド、東南アジアまで広がるユーラシア大陸。独自の製造法によるヨーグルトやチーズから、日本ではあまり目にしないサワークリームやバターオイル、それらを用いて作る料理はもちろん、乳菓子や馬乳酒といったユニークな乳製品が続々と登場します。また、古代アジアの文献に記されている、醍醐(だいご)、酪(らく)、酥・蘓(そ)といった、謎の乳製品の実体にも迫ります。乳製品加工関係者や酪農家の皆さんにお薦めの1冊です。
平田 昌弘 著
B5判 124頁